インドネシア人は神々の信仰が厚いゆえにブラックマジック(黒魔術)が信じられている。インドネシアに訪れる旅行者はブラックマジックを信じないがインドネシアに訪れるサーファーはThe
Queen of the Southern Seas(女王の名はRatu Nyai Loro Kidul)についての伝説を理解しておいた方が良いだろう。
毎年10月に津波や溺死、何千もの魚が岸に打ち上げられる奇妙な出来事があった。そしてまたこの災いはQueenのしわざだと言われている。原住民たちはこの災いを防ぐために砂浜に行き、米や花、お香を焚き、いけにえとして特別に選ばれた動物の血と一緒に祈りのことばを捧げた。そしてそれは常に行われることとなった。ジャワ島西部にあるPelabuhan
Ratu(プラブハン ラトゥ、別名Harbour of the Queen)のThe Samudra
Hotelでは1966年ホテルのオープニングセレモニーが大津波によって中止された。それから原住民である長老のシャーマン(初期にQueenのために祈りを捧げた呪術師)に軽蔑されながらもQueenのためにホテルの一室を空けたままにしている。サヌールでもthe
Hotel Bali
Beachが全壊する大火事があった。そして不思議なことにQueenのために空けられた327号室の部屋だけが火事に合わなかったのである。今ではThe
Grand Bali Beach Hotelとして改築され、彼女の部屋はさらに豪華に飾り
つけられ、毎日バリのヒンドゥー教聖職者によって供養されている。